70歳から医療費が3割負担から2割負担に軽減されます。
1回3,000円かかっていた医療費が2,000円になります。
とても助かりました。
でも、喜んではいられない事実が分かりました。
今年度の国民健康保険料は3割増し
去年(2024年)の保険料は1年間で202,200円でした。月にすると16,850円です。このときは医療費3割負担でした。
今年(2025年)の保険料は1年間で266,900円です。月にすると22,241円です。今年から医療費は2割負担になりました。
※カミさんは会社の健康保険に入っているので、これは私一人分です。
去年より年額で64,700円も上がっていたのです。去年の3割増しです。月にすると5,391円もアップ。
もらえる年金は上がっていません。
医療費が2割負担に減額された分だけ健康保険料がきっちり上がっています。いや、ほとんど医者に行かない人なら、保険料が上がっただけでメリットなしです。
これはどうしたことでしょう。
インチキ、いやいや、財源確保なのでしょうか。
高齢者も全員で同世代の医療費を負担しているということでしょうか。
高齢者の健康保険料が非常に高額になっていることをもっとアピールしてほしいです
テレビなどでは、高齢者の医療費を若い世代が支えているから、なるべく高齢者は医者にかからないように病気を予防しようなどと言っています。
ところが、70歳以上の高齢者の健康保険料が3割以上も上がっていることなど、一般国民はだれも知りません。メディアでさえも誰も知らないのでしょうね。
ちゃんと高齢者世代も相応以上の保険料を負担しているということを伝えてもらいたいものです。
国民健康保険は扶養という概念がない
会社の健康保険なら、扶養家族の分の保険料は不要です。そして健康保険料の半額は会社の負担です。
でも国民健康保険には扶養という概念がないそうです。
なので国民健康保険の場合は加入者一人ひとりが保険料を負担しなければならないそうです。
難解な国民健康保険料
私が会社の健康保険に加入しているときは、カミさんが扶養家族でしたが、健康保険料は毎月12,000円でした。さらに会社が12,000円を負担してくれていました。
この保険料にはカミさんの分は入っていません。扶養家族は無料だからです。
これが国民健康保険になったとき、本人とカミさんの二人が加入することになりました。
2022年(令和4年)の国民健康保険料を見ると、年間で285,900円支払っています。月にすると23,800円です。
全額が加入者の負担なので、285,900円を世帯主の私が支払うことになります。
そして、2023年5月にカミさんが会社で106万円の壁をこえるため、会社の健康保険に加入することになり、国民健康保険は私一人になりました。
当然に保険料は半分になるのだろうと思っていました。
ところが、2023年(令和5年)度の国民健康保険料は、年間で207,300円でした。月にして17,275円です。
半額どころか6,000円しか減っていません。
どういうカラクリなのでしょうね。
もちろん法律に基づいて算定しているのでしょうから、担当者が悪いわけではありません。国民健康保険法も、取りやすいところから取るという国策なのでしょう。
若い人もいずれ年を取ります。その時に支えてくれる若い人は今の半分ほどもいないかもしれません。
地震も怖いけれどこのような国策も怖いですね。
定年後も働きましょう。健康なら75歳までは働けるはず。
老後の蓄えの目安は3,000万円と言われていますが、それよりも大事なことは、支出よりも収入が多い状態を一生続けるだと思います。
働けなくなったら投資で収入を確保することも選択肢ですね。
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