女子更衣室
なんて甘美な響きなんだー。
初めてこの職場に来て、前任者から仕事内容を説明してもらい、建物の中を案内してもらったときに見た、ロッカーがずらりと並ぶ「女子更衣室」。
いくつになってもドキドキしますねー。
そしてその奥にある大きな女子休憩室。
こういう感情は久しく忘れていました。
どういう感情かといえば、特定の女性にではなく、女性そのものへの「女性っていいなあ、好きだなあ」という感情です。
その対象が胸だったり足だったり下着だったりではなく、女性という存在への甘美さを伴った暖かな想いです。
平たく言えば男はほぼ全員、理屈抜きに女の子が好きだということ。
まだこういう感情があったんだなあ。
年齢には関係ないらしいです。
案外、現代の草食系といわれる男子にはないのかもしれない。
ただ、こういう感情は女というものの現実を目にすると、妄想で終わることが多いのです。女は強くたくましいです。
でも、男は女が好き、女も男が好きという感情がなければ、人類は滅びてしまうんだよね。
現実はどうであっても、根底には必要なんだよね。
女子更衣室から人類の将来に想いは飛びながらも、いつまでも甘美な感情は残ったのでした。