2015年4月から、第2の職場で施設長として働くことになったアラセブです。
ギャルたちの記録は、2015年から2020年に退くまでのものです。
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再就職してまもないころ、前の施設長さんから教えてもらったことで、ボイラーには毎月「セイカンザイ」を入れるんだよと言うのがありました。
何でも、配管の中に汚れがつかないようにするための添加剤だそうです。
※ 実は違います。ボイラーの中にカルシウムなどの固形物をわざと貯めるもので、ボイラーの吹き出し装置で側溝に吹き飛ばすのです。
「清缶剤」と書くとその時初めて知りました。
で、自分が施設長になってその言葉を思い出しボイラー室に行ってみると、ボイラーも動いているけれど冷温水発生機も動いている。
ボイラー室はおっかない。
突然ゴーーと動きだしたりする。
汗をふきふき見ると
清缶剤を入れるタンクがどっちもあるぞー。
確かボイラーに入れるはずなんだけどなー。
冷温水発生機の方は空っぽだ―。
たいへんだー。
ちょっとパニクってしまいました。
ボイラーだけだったっけ。
こっちにも入れるんだったっけ。
分かんないぞー。
でもこんなことで前任者に電話するのは気が引けるし。
悩んだ末に冷温水発生器の方にも清缶剤を入れた。
でもなんか引っかかる。
バルブは開けないで業者に聞いてみよう。
(最初から聞けよ!)
でも、業者も冷温水発生器に清缶剤を入れるのは分からないと言います。
以前は違う薬液を入れていたような気がするとか。
ダメだこれは。
恥を忍んで前任者に電話しました。
冷温水機には何も入れないよとのこと。
あー。
やっちまったなー。
どうしよう。
出した答えが「放って置こう」でした。
そのうちに灯油ポンプで抜こう。
あれから4カ月。
放置中です。
※ 退職間際に抜き取ってボイラーに使いました。黄色っぽく変色していましたが、そのまま使ってしまいました (汗)