「登録販売者」という資格を初めて知りました。
もっと早く知っていれば在職中にとったのにと思いました。
それほど魅力的な資格です。
薬局などで扱う薬のうち、第2類医薬品と第3類医薬品は、薬剤師がいなくても「登録販売者」資格があれば販売ができるんですね。
コンビニやスーパーなどでも薬を販売できるのは、この「登録販売者」がいるからなのだそうです。
「オロナイン」でさえ第2類医薬品なので、有資格者がいないと販売できません。
ただし、第1類医薬品は薬剤師がいないと販売できないそうです。
「登録販売者」制度は2009年にできた制度です。
まちなかには調剤薬局がたくさんできましたし、薬剤師はそちらのほうが主たる活躍の場になっていくのでしょう。
そして、コンビニやスーパーなどで販売する風邪薬などの一般医薬品コーナーは、登録販売者が主たる活躍の場になっていくのだろうと思います。
これからもっと需要がある資格だと思います。
「登録販売者」は、今のところ国家資格ではなく都道府県知事の資格です。
なのでセンターなどはなく、試験に関することはすべて都道府県になります。
でも公的資格には違いありません。
高給取りの薬剤師を置かなくてすむのだから、簡単な医薬品だけなら登録販売者で十分と考える経営者は多いはずですね。
この「登録販売者」資格ですが、受験資格はなく誰でも受けられます。
試験は都道府県ごとにおおむね年に1回実施されます。
センター的なものがないので、試験の受付などはそれぞれの都道府県のホームページを見るしかありません。
すごく良い点がこちらです。
受験体験記を見ていると、おおむね3カ月程度の勉強期間で合格しているようです。
試験の難易度はそれほど高くありません。
登録販売者の試験の出題範囲です。
2.人体の働きと医薬品【20問】(40分)
3.主な医薬品とその作用【40問】(40分)
4.薬事に関する法規と制度【20問】(80分)
5.医薬品の適正使用と安全対策【20問】(40分)
合計120問です。ボリュームは大きいですね。
試験時間は、午前2時間、午後2時間の合計4時間です。
マークシート方式で、5者択一問題です。
受験料は、ばらつきがあるようで、13,000円~18,000円ほどのようです。
合格には、全120問に対して7割以上の正答、かつ出題項目5項目それぞれで4割程度以上の正答率が必要のようです。
合格率は44%前後となっています。
気になるのは、住んでいる以外の県で受験しても良いのかということですね。
これは、受験OKです。
ということは、両隣の県も受験するとすれば、自分の都道府県と合わせて1年に3回の受験機会があることになるので合格しやすいと思います。
ただし、登録は仕事をする都道府県で登録します。
登録するためには、過去5年の間に通算2年以上の実務経験が必要だということですが、実務経験がない場合は次のようになります。
実務経験が全く無い場合は、試験に合格後、最初に働く店舗がある都道府県に「登録販売者」の登録申請をします。
研修中として2年分の実務経験を積むことで、正式な登録販売者と認められ、店舗管理者や管理代行者としての勤務が可能になるのです。
研修中の勤務形態は正社員でなくても、月80時間以上の勤務があれば、パートやアルバイトでもかまわないそうです。
途中で働かない期間ができても、通算で2年(24カ月)以上あればいいとのこと。
試験準備は、わざわざ通信教育などを利用しなくても、市販のテキストと過去問で合格できるというのは取り組みやすいですね。
テキストは次の3つのどちらかが一般的のようです。
カラーの色分けや表でまとめてあるのは、理解しやすくするためには必須です。
7日でうかるは、7つの項目に分かれている意味で、7日では受かりません。
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「解答・解説」が取り外して使えるのは便利です。
詳しい解説と堀先生のプラスアルファのワンポイントアドバイスがあるのも良いです。
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2級ボイラー試験や乙種第四類危険物取扱者の経験から言えば、テキストでひと通りの知識を得たら、あとは過去問をひたすら解くことだと思います。
ひたすらとは ⇒ 最低でも3回はやる
これで合格ラインを超えられると思います。
在職中にこれをとっておけばよかった。。。。