二級ボイラー試験 受験記録

試験当日まで 資格・特技

ニ級ボイラー技士の出張特別試験を8月25日(土)に受けてきました。

受験者数は、240人程度はいたようです。

受験番号は2001番からで、私は2003番でした。

他の厚生労働省関係の試験も行われていました。
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今回の試験は、過去問をやっていれば楽に合格できる試験だったと思います。過去問に出てこなかった語句は一つだけ。40問のうち38問は正解できたと思います。

これから2級ボイラー試験を受ける方に今回の受験記録を書いておきたいと思います。

持ち物
受験票、筆記用具、時計。

筆記用具は「鉛筆が必要」としか書かれていなかったので、シャープペンシルと鉛筆も2本持ちましたが、試験会場で配られた試験問題の表紙の注意事項に「シャープペンシル可」としっかり書かれていました。

こういうのは受験票にもきちんと書いてほしいものです。

電卓も持込可能ですが、使うことはありません。

ペンケースは机の上に出さないように指示されます。シャープペンシル、鉛筆、プラスティック消しゴム、短い定規を取り出して、ペンケース自体はバッグにしまいました。

受験票の裏面や電卓の裏面に、カンニングメモなどが貼られていると、その場で失格となるそうです。チェックは一人ひとりキチンと行われました。

時間配分

試験時間は3時間あります。
1時間経過すると退出ができます。

試験開始の合図で、まずは1問目から40問目までの問題をざっと見ましょう。私は定期点検項目と清缶剤の内容がうろ覚えだったので、それらの問題を見つけたら、忘れないうちにすぐに回答を考えて問題集の余白にメモしました。

全体を見て、過去問に出てくる問題ばかりだと確認したので一安心です。1問目から順番に回答していきます。まだマークシートには印をつけないで、問題集にメモしていきます。

全問を解き終えるまでに50分かかりました。

ここでマークシートに回答番号を塗りつぶしていきます。枠からはみ出ないように、はっきりと正確に塗りつぶすのは意外と時間がかかります。私はこれに20分かかりました。

途中で1時間が経過し、半分以上の受験者が退出して行きました。

過去問をやっていた人には簡単な試験だったので60分で十分に解けますが、マークシートにはみ出さないように記入したのでしょうか。

機械が自動的に読み取るシートなので、うっかりと違う番号に印をつけたら不正解になってしまいます。マークシートの記入と記入後のチェックは、十分に時間をかけてやったほうがいいです。

最後にもう一度全問を見直してケアレスミスがないか確認し、正解の番号とマークシートの番号にミスがないか確認し、これに10分かかりました。

合計で1時間20分かけて試験を終え退出しました。

この時点で会場に残っている人は、3分の一ぐらいだったと思います。

勉強方法

私が使用した教材は次の2冊だけです。
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・一発合格これならわかる 2級ボイラー技士試験(テキスト&問題集)
ナツメ社 2,160円
・詳細2018年版 2級ボイラー技士過去6回問題集
成美堂出版 1,620円

最初にテキストを約4週間かけて全部読みました。過去問をやると分かりますが、かなり細かな部分まで試験に出ます。テキストは、これ1冊だけで試験合格には十分でした。

次に過去問を最低でも3回やります。

過去問1回目(約2週間)

毎日2時間ほどかけました。過去問を20問づつやって回答集と答えあわせし、ポイントとなる部分にマーカーを引く(問題の方も回答の方も)。これを繰り返しました。20問単位で解いた方が時間がかからないと思います。

わからない所はテキストに戻って確認しながら進めます。これが一番時間がかかりました。できた問題には○を、できなかった問題には☓印をつけます。

正解の番号に印をつけたりしないことが大事です。これは後で説明します。

過去問2回目(約3週間)

ちょっと中だるみになったため3週間かかっています。ほとんどの問題に見覚えがあるようになります。

やはり、できた問題には○を、できなかった問題には☓印をつけます。設問や回答集の解説で重要なところには赤のアンダーラインや黄色のマーカーを引いて行きます。

過去問3回目(約2週間)

問題はすべて見覚えがあるようになりますが、設問の正解に印をつけておくと、頭で考えなくなってしまうことに気が付きました。正解の印は全て消しました。正解の番号に印をつけないことが大事です。

できた問題には○を、できなかった問題には☓印をつけていくと、できない問題は3回目でもできないのが分かります。ここが自分の弱点ですから、ノートに書き出して徹底的に覚えるようにします。ここで試験を受けても多分合格できます。

過去問4回目(約2週間)

この時点で、試験までまだ2週間以上ありました。3日問題を見ないと記憶が薄れていきますから、4回目をやることにしました。

自分が解けない問題にはピンクのマーカーで印をつけるなど、直前に見返すことができるように印をつけていきます。こんな感じです。
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試験前日

4回目の過去問を終えて、試験まで3日ほどありました。この時間を放置すると確実に記憶は薄れます。私は遠方から会場へ行くため、前日にホテルをとって泊まりました。

夜9時頃からざっと過去問をもう一度見直しました。ピンクの印をつけたところだけを見直すので、2時間もかからずに見直しを終えました。結果的に過去問は5回やったことになりました。

まとめ

テキストも必要です。テキストも徹底的に汚すことが大事だと思います。合格したらまず見ることはないのですから。

過去問は必須です。過去問なくして合格はありません。「詳細2018年版 2級ボイラー技士過去6回問題集」成美堂出版 1,620円をおすすめします。理由は回答集が取り外せること、解説が詳しく図解も豊富でわかりやすいことです。

受験準備講習会は、特に必要ありませんし、高額な通信教育なども必要ありません。

テキストはAmazonでも販売されています。

最新のものを選んでください。

「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」
「詳解 2級ボイラー技士過去6回問題集〈’18年版〉」

過去問を3回やれば合格レベルには達するはずです。余裕を持って合格するためには、時間の許す限り過去問をやりましょう。

過去問より実際の試験問題のほうが難しかったとよく聞きますが、私はそうは思いませんでした。試験問題は過去問そのものだったと思います。

2~3カ月程度で合格できますから、これから受けようとする方は自信を持って臨んでください。
試験が終わったあと、すごい開放感でした。

もしかすると、こんな開放感を味わったのは学生時代以来かもしれません。

 

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